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夫婦関係

「理想の夫」とは?夫の家事スキル=結婚後の幸せって本当?

tumutomomama_life

「結婚して、子どもができたら、きっと幸せになる一一一。」
そんな風に思っていたけれど、現実はそんな単純ではありませんでした。

大前提として、子供が健康に生まれてきてくれたこと・元気に過ごせていることは間違いなく私の一番の幸せです。
しかし、ワーママになって初めて気づいた「理想の夫」と「現実の夫」とのギャップ。

 今回は、家事・育児・仕事の狭間で悩んできた夫とのこと、そしてたどり着いた”ある答え”についてお話しします。

1. 結婚前と結婚後で変わった「理想の夫」

結婚前

彼氏(今の夫)とは週末はいつもキャンプや共通の趣味で一緒に過ごすことが当たり前だった当時。
家族のようにともに過ごす時間の中で、結婚後の姿を想像していました。

「この人となら結婚後も楽しそう」
「趣味や嗜好も似てるし、相性もいいかな」

なにせ
「大好き」フィルターがかかっているので、どんな姿もどんなことも彼となら楽しい。
未来を想像するときもポジティブなことばかり。

”好きな人と結婚できればいいな❤️”
なんて、小学生の恋バナ程度の結婚観しかなった当時

具体的な「結婚後の夫」について考えたことがなかったかも

あえて言うなら、結婚に対しては
・3人姉妹の長女だけど、苗字どうしよう
・結婚したらなかなか実家に帰れなくなる(実家遠方)
・両親の面倒どうする
・実家の管理はどうする

相手のことより、自分を取り巻く環境ばかり考えていたかもしれません。

まあそれなりに楽しく過ごしてたし、大好きだったし(喫煙とか店員さんへの言葉遣いとかは気に入らなかったけど)許容しながら過ごせてたので、特に深い話をすることもなく勢いで結婚しました。

結婚後

・全く家事をしない夫
・私の帰りが遅くても料理するorお弁当買っとくなど何も配慮なし
・貯金はほぼゼロ(むしろカーローンで200万の借金)
・給料は毎月ほぼ使い切る(貯金してない)
・給料が私より低い(勤続10年超えてるのに月20万円ない月も)
・妻が妊娠しても禁煙しない
・妊婦と同じ部屋で喫煙する
・私がつわりでしんどくても家事のサポートなし
・店員さんへタメ語(これは知ってたけど)
・やりたいこと(趣味)だけしてやらないといけないこと(片付け・掃除)は後回し‥等

結婚は勢いが大事


を体感することが多々起こりました。
(結婚前に知ってたら結婚なんてしなかったと思います。)
結婚相談所に相談しても誰にも相手にしてもらえなさそうな人材ですね(コラっ)

彼が隠していたわけではありません。
付き合っている当時から、そんな気配を所々気づいていたのに、見ようとしていなかった自分自身の責任です。
話し合いなどもしなかったし、たまに感じる違和感にも遡及することがなかった自分の詰めの甘さが露呈しました。

現実を突きつけられて初めて

【結婚する相手に何を望むか】

【理想の夫】とは?


結婚前に明確にしておくべきだったと感じた瞬間でした。

結婚するまでわからなかった…

2. 妊娠期

先ほども少し触れましたが、夫は私が妊娠してからも喫煙は辞めず、つわり中に家事を率先してやってくれることもありませんでした。

妊娠前は
「自分がした方が早いし綺麗だし私の役割でいいよ!」
ぐらいに思ってやっていた家事。
でもつわりを経験するとそんなことも言ってられない。

長時間同じ姿勢がきつい。
立っているのがしんどい。
料理の時の匂いが気持ち悪い
食欲もないし作りたくもない

動きたくない。
(横になっても気持ち悪い)

こんな状況なのに我関せずの顔で”まったく”家事にはノータッチの夫。

少しでも、中途半端でも、
やろうとしてくれる”気持ち”すら夫にはないんじゃないか…

育児サイトなどで目にする「家事は分担する」や「パパにしてもらいましょう」
は、私にとっては到底現実味のないアドバイスでした。

そんなアドバイスばかりだから、いつの間にか夫には
”家事を率先してやってくれる姿”を求めてた

でも実際は…
言わないとやらない。
言ったらやるけど不機嫌になる。

この頃には

「理想の夫」=家事を率先してくれる夫


という明確なイメージができていました。
が、そんな理想とはかけ離れた現実。

3. 子供が生まれてから

こんな夫の姿が不安で、里帰り出産をしました。

出産してから1ヶ月後に3人だけでの生活がスタート。
実家で思う存分サポートしてもらえてた日常から、全く戦力にならない夫との生活。
初めての育児もあいまって、私は体もメンタルもボロボロでした。

当時は夫も、家に帰るのが辛かったそう。
私がいつも不機嫌だったから。

「携帯見てだらだらする時間があるなら、もっと気を遣ってたまっている家事をしてほしい」
「言わなくても気づいてほしい」

私は、夫が自ら気づいてやってくれることを”期待して”ずっと待っていました。
でも今までの姿からして、ある日突然自分から家事を率先してやるようになるなんて
”絶対に”ありえないんですけどね。

里帰りしたのが良くなかったのかな…

そんなこんなで、どんどん(勝手に)夫のことを嫌いになっていった私。
出産前は「好き好きチュッチュ❤️」だったのに、出産したら「近寄んな!💢」オーラ全開の私の変化に夫はついて行けなかったでしょう。

今まで相当夫のことを悪く書きましたが、出産後の私はしばらくの間本当に毎日神経がとがっていて、夫に対して言ってはいけないような暴言も度々吐いていました。

「理想の夫」=私の気持ちを汲み取ってくれる夫

理想はどんどん膨らむばかり。

4. 理想を手放したら夫婦関係がラクになった

自分自身が変わることすら難しいのに、私は夫を変えようとしていました。
何度も悩んで、ぶつかって、反省して、イライラして
いろんな感情と向きあいながら夫と生活していくうちに、最終的にたどり着いた答えが、

「夫は夫」

そして

「理想は理想」

私が結婚した相手は目の前にいる夫であり、大好きだった夫。

あらゆるものが出しっぱなしの散らかった部屋も
洗われずに積み重なった食器も
畳まずに放置された洗濯ものも、
今私は片付けできないし、夫も不満じゃないんだから
「これでいい」

当時は、あれもこれもと「やりたいこと」と「やらないといけないこと」を混同して、すべて「やらないといけないこと」になっていました。
次から次へと自分へのタスクを積み上げて
「できない」ことや「手伝ってもらえない」ことへ”勝手に”苛立ちを積らせていたんです。私自身もしんどかったし、それを求められる夫もきっとしんどかったでしょう。

子供がいても綺麗なお部屋や整理整頓された室内は気持ちが良いものです。
しかしそれは「理想」

片付けるキャパが自分自身にはないと言うことを受け入れ、
夫が家事へ参加することへの期待も捨てました。
そもそもの家事の難易度や達成度も見直しました。(その記事についてはこちら)

すると、私が夫へのイライラや喧嘩が少なくなり、徐々に平穏な日々が増えていきました。

出産してからケンカが増えた原因としては

・女性のホルモンバランスの変化 
・家事の増大(洗濯物増加、洗い物増加)
・慣れない育児
・自分時間皆無
・子供が生まれても変わらない夫
そして何より、
過度な期待を勝手に押し付けていた自分
に根本的な原因があったと感じています。

「私が家事に育児に余裕なく精一杯やっているのに…。
あなたはなんで自分のことしかしないの?もうパンク寸前の私に気づいて」
という気持ちから常にイライラしていたのですが、

それは夫に期待していたから。

自分のキャパを知り、自分にできないことはできないで諦める

一旦、「全部やらなきゃ!」の気持ちを捨てると、自分も夫も楽になれました。

5. 現在

こどもが2歳と4歳になった現在、夫はというと

・朝起きたら、乾燥機の中の洗濯ものを畳む・片付ける
・子ども2人の保育園準備
・子ども2人を起こして着替えさせる
・保育園へ送る
・早く帰宅した日は子ども2人をお風呂に入れる
・晩御飯後は子どもとあそぶ

という見違える変化を遂げています。
(まあここまで4年かかったけど…)
夫が家事をするようになった理由についてはこちらの記事から読めます。

家事をしない夫が変わった!家事をする夫になった体験談と改善ステップ
家事をしない夫が変わった!家事をする夫になった体験談と改善ステップ

結婚=ふたりで支え合うもの、という世間一般で言われているイメージがありますが、ここに来てようやくそんな生活になっていることを実感しています。

紆余曲折、山あり谷ありでしたが、最終的には目の前にいる夫を受け入れること、やらなきゃいけないことをいったん手放すことで自分自身も楽になれました。

おわりに

夫の家事スキルは結婚後の幸せ度に間違いなく直結しています。

「家族の形」は人それぞれだけど、誰かが我慢して成り立つ関係じゃ、いつか限界が来てしまう。
少しずつでも夫と話し合いながら「一緒に暮らす=一緒に作る家庭」にしていけたら——
そんな願いを込めて、このブログを書いています。
同じようにモヤモヤを抱えるママたちの、小さな共感のきっかけになれば嬉しいです。

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2児を育てるフルタイムワーママ
年子2人を育てるママ。8時半〜17時勤務で通勤往復2時間。家事は週末にまとめがち。実家遠方。忙しい毎日の家事を時短で乗り切り、自分時間を増やすノウハウを日々模索する。
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