【愛用者のガチレポ】クックフォーミーのメリット・デメリット|3年使ってわかった真実

「クックフォーミーって実際どうなの?」
「本当に時短になる?」
「高い買い物だから失敗したくない…」
「新型と旧型、どっちがオススメ?」
そんな疑問を持つあなたのために、
3人家族だった3年前に購入し、4人家族となった現在も平日の時短調理や週末の作り置きに使い倒している主婦が、リアルな使用感をお伝えします。
購入者の中には使いこなしが難しい、お手入れが大変でめんどくさい、大きすぎてかさばるといった声があるのもたしか。
この記事では、そういったマイナスイメージについても触れ、できること・できないことを正直にレポート。
2022年にスロークッキング機能の付いた新型クックフォーミーが登場しましたが、圧力調理機能が神機能なので、旧型のクックフォーミーもまだまだ使えます。
目次
1 クックフォーミーってどんな家電?
1-1|基本情報

クックフォーミーは、T-fal(ティファール)が販売する多機能な電気圧力鍋です。
※よく混同されますが、自動調理鍋とは少し異なります。
クックフォーミーシリーズ一覧
3L/6Lの大小2つのサイズ展開で、私が3年間愛用しているものは、現行モデル クックフォーミー6Lの旧型(クックフォーミー エクスプレス)になります。
10合炊きの炊飯器より少し大きいサイズで、実際にクックフォーミーでも10合のお米が炊けます。
多数のレシピが本体に内蔵されているので、初心者でも食材を入れて案内通り操作するだけで料理が完成します。
・調理容量:6.0L ※小型モデルは3L
・消費電力:1000W
・本体サイズ:約幅380×奥行350×高さ325mm(モデルにより差異あり)
・重量:約6.5kg
・内蔵レシピ数:種類
・操作方法:液晶パネル+ダイヤル操作
・主な機能:圧力調理・煮込む・蒸す・炒める・炊飯・保温・再加熱
・保温機能:あり(自動切替)
・タイマー:調理予約と自動保温
・安全機能:自動排気、異常加熱防止、ロック機構など
・付属品:蒸しかご、計量カップ、レシピブック
※モデルや出荷時期によりスペックは多少異なるため、購入前は必ず最新公式情報を確認してください。
1-2| 3Lと6Lの違い・選び方
クックフォーミーの3Lモデルは、6Lモデルと比較してコンパクトで軽量、電気代がやすいのが最大の特長です。作れる量は約2~4人分(炊飯は最大4合)、キッチンスペースが限られている家庭や少人数世帯におすすめです。
「3Lモデルが向いている人」 | 「6Lモデルが向いている人」 |
・1~4人程度の家族 ・作り置きを多くしない ・キッチンスペースが狭い、収納重視 ・電気代を抑えたい | ・4人以上や作り置き大量調理が必要 ・ホームパーティー・まとめ調理重視 ・大きめサイズでも問題ない |

選び方は「作りたい量」と「キッチンスペース」を基準にするのがポイント。
レシピや機能は基本的にどちらも大きな違いはなく、主に調理量・サイズ・消費電力の違いで選びます。
2. クックフォーミーのメリット
2-1|圧力調理でほったらかし調理&時短調理
通常の鍋よりも高温で一気に加熱するため、煮込み料理なども大幅に調理時間を短縮することができます。具材も調味料も、全て同時に鍋へ入れ、加圧調理モードで調理開始。
設定した時間の加圧が終わると、蒸気が解放され完了のアラームがなります。
例えばカレーの場合、
普通にコンロで調理すると30分ほどの煮込み時間を要しますが、クックフォーミーを使うと加圧13分で完成。
具材を小さくすればさらに短時間で完成します。
普通の圧力鍋だと、時間がきたら手動で減圧しないとずっと加圧されてしまいますが、クックフォーミーはそんな心配は不要。
ほったらかしでも美味しく短時間で料理が完成します。
2-2|多彩な内蔵レシピメニュー
クックフォーミーエクスプレスには、210種類のレシピが内蔵されており、和洋中はもちろん、スイーツやご飯もののレシピも多数内蔵。
液晶画面に従いながら調理ができます。
とは言っても、別で見れるレシピ集が欲しいという方もいるのではないでしょうか?
実は内蔵されているメニューのレシピブックも付属していて、1週間まるごとのレシピ例が載っていたりします。
献立を考えるのが苦手という方にはとっても助かるアイテム。
液晶画面を使って冷蔵庫の中にある材料からレシピを検索することもできるので「今日何作ろう?」から解放されます。
T-fal公式サイトにもレシピ一覧と作り方が載っているので、調理の際はwebを見ながら調理することも可能。メニューは豊富にあるので、家での料理にもバリエーションが増えます♪
T-fal公式レシピ一覧
2-3|液晶ディスプレイ付きで簡単操作
材料や手順が画面に表示されるため、料理が苦手な方や料理初心者の方でも安心して使うことができます。
内蔵レシピに沿って自動で加熱温度を調整してくれる機能のほか、『マニュアル調理機能』では、
・加熱調理
・加圧調理
・再加熱
・保温
の4種類の加熱方法が選べます。
例えば、
・炒めた後に加圧する。
・調理したものを再加熱→保温する。
などです。
2-4|火を使わない安心設計
調理終了時はタイマーやブザーで自動通知されます。”ほったらかし調理”ができるので、料理中にほかのこともできます。子育て世帯や忙しい人も、”何かをしながら”できるので、
料理のハードルも下がります。
2-5|同時調理の効率アップ
長時間の煮込み調理や、大きな鍋で調理する料理は全てクックフォーミーにおまかせ♪
キッチンのコンロが2口使えるので、クックフォーミーで調理中にも、炒め物や焼き物がはかどります。
2-6|専用の蒸しかごで蒸篭いらず
専用の蒸しかごが付属しているので、蒸し料理も各種作ることが出来ます。
特に、火が通りにくい根菜類は、加圧機能を使えばあっという間に中までほくほくに。
もちろん、シュウマイや茶碗蒸し、プリンなども作れます。
時間がない日もあっという間にヘルシーご飯が完成します。
3. クックフォーミーのデメリット
とっても便利な調理家電ですが、モノには一長一短がありがち。
日々使う中で感じたデメリットも紹介します
3-1|本体が大きい&重い
クックフォーミーエクスプレスの本体は、6Lの大容量であるがゆえに本体も5.5号炊きの炊飯器と比較するとこのサイズ。
限られたキッチンスペースの中でも、なかなかに場所を取ります。

私の場合は引っ越しと同時に手に入れたので、定位置を確保できましたが、住み慣れた住居に購入するとなると、置く場所の確保はマスト。
キッチンの中心に鎮座するだけあって、我が家ではほぼ毎日働いてもらっています。
3-2|レシピ通りに作っても味が薄い時がある
内蔵レシピもあれこれ挑戦しましたが、レシピによっては好みでないものもちらほら。
作る中で調味料の量を調整したり、お気に入りの配合で内蔵レシピのメニューを作ってみるなど、試行錯誤。
それでも、今となっては家族の胃袋を支える大切な相棒です。
使ううちに、内蔵レシピよりもマニュアル調理を多様するようになったのでほとんど気にならなくなりました。
3-3|レシピ検索が大変
ダイヤルを回して作りたいレシピを検索するのですが、
210種類もあるので毎回のメニュー検索が結構手間になります。
お気に入り機能があるので、一度作って気に入ったレシピなどは、お気に入りに登録しておくと毎回の手間が省けそうです。
3-4|洗い物が多め(内鍋、内蓋)
ネットの意見でももっともマイナスイメージのあるお手入れの面倒さ。
6Lの内鍋は大きいこともあり、それなりに大きなシンクのあるキッチンでないと洗いにくいかもしれません。
でも汚れ落ちは抜群。
うっかり焦げ付かせてしまったことがあったのですが、鍋のコーティング自体に支障はなく、水につけておいたらするする落ちました。その後の使用でもこびりつくことなく使用できています。さすがT-fal。
食洗器NGの内蓋は、使用のたびに手洗いしてしっかり乾燥させることとなっています。
また、加圧すると後ろにある水ためポケットに水がたまるので、こちらも毎回水を捨てて洗って乾かすのが基本。

忘れててカビちゃったこともある…
使用のたびに分解→洗い→乾燥が必要なので面倒ですが、毎日の調理時間の短縮のメリットの方が大きく、やっていくうちにうちに慣れました。

ここだけの話。蒸し料理などの調味料なしの加圧の場合は内蓋のお手入れをサボっていたことも。
それでも3年間きれいに使用できています。
3-5|本体価格が高い
T-falのクックフォーミーの本体価格は、2~4万円ほど。
炊飯器のようにほぼ毎日使うかわからない、圧力鍋を使ったことがない、これから購入を考えている方にとっては、購入するのにかなり勇気がいる値段です。
・手持ちのガス用圧力鍋が、引っ越しに伴い(IHになるため)使えなくなった
・コンロで使う圧力鍋も収納しにくくてかさばる
・圧力鍋自体、長年使っていて買い替えたかった
・新居に引っ越したテンション

もともと圧力鍋の必要性を感じていたことも大きいかも。
4.クックフォーミーはこんな人におすすめ
4-1|平日夕方がとにかく忙しい
保育園のお迎え後など、帰宅してからの2〜3時間が戦場のように慌ただしい人は少なくないはず。
圧力調理や自動メニューで、煮込み系料理が15分以内で完成するので、夕飯前に余裕ができます◎
4-2|小さい子どもがいて目が離せない
火を使わず、炒め工程以外はほぼ“ほったらかし”なので、子どもの相手と家事を並行して行っても安心。
また、コンロの火力を使わないので、子どもが近くに来ても比較的安全です。
4-3|料理のレパートリーに悩んでいる
本体に210種類以上のレシピが内蔵されていて、例えば鶏もも肉を使ったレシピには
・チーズタッカルビ
・チキンジンジャー
・筑前煮
・照り焼きチキン
・チキンライス
など、12種類のレシピが内蔵されています。(骨付きもも肉のメニューは含めるとさらにメニューは豊富)
同じ食材でも、調理方法や味付けを変えて楽しめるので、メニューのマンネリに悩むことも少なくなります。
4-4|料理の時間を短縮したい
料理の時間は、家事の中でも最も時間のかかる家事。
その時間が減らせられれば自分の自由時間が増えるという人も多いはず。
クックフォーミーを使えば、コンロ2つを使いながらもさらに1品多く調理が可能なので、効率的に料理が進み結果時短に。
特に、煮込み料理はクックフォーミーで、炒め物、焼き物は2口のコンロでと分担すると、コンロの空きを待つことなく品数も多く作れて効率的です。
4-5|まとめて作り置きをしたい
クックフォーミー6Lの鍋は大容量で圧力調理ができるので、まとめて2食分作ってしまうことも可能。
例えば、毎回作るには手間も時間もかかるチャーシュー。
クックフォーミーを使えば、一度にたくさん、しかも短時間で仕込めてしまうので、今日食べきれない分は冷凍保存をして来週食べる分に。なんてこともできます。
毎回の料理で家事貯金ができれば、
「料理する時間がない!!」と言う時にも焦ることがなくなります。
4-6|節約したい

調理が早く簡単になるので、「今日はお弁当で済ませよう…」が減り、食費の節約にも直結。
簡単時短美味いでオススメは親子丼!
玉ねぎ・鶏もも肉をお好みの量を入れ、めんつゆと水も一緒に投入。
加圧調理3分の設定をして、調理終了のアラームが鳴ったら、溶いた卵を投入して蓋を被せてしばらく待つと、あっという間に親子丼の具が完成します。
ご飯の早炊きよりも先に完成してしまうので、冷凍ご飯も常備しておいてくださいね♪

ご飯の早炊きよりも早く完成しちゃうよ♪
4-7|介護や育児などで柔らかい食事が必要
クックフォーミーで圧力調理をすると、短時間で食材がとろけるほど柔らかく仕上がります。
例えば、にんじん。
舌で潰せるくらい柔らかく煮ようとすると、普通の鍋では30分ほどコトコト煮る必要がありますが、クックフォーミーだと10分加圧で完成。急に必要になった時もすぐに作れるので毎日の負担の軽減にも◎
5.逆におすすめ出来ない人は?
5-1|料理そのものを楽しみたい
料理はやはり、手間暇かけてつくると美味しくできあがります。
食材や料理によっては、
「ことこと1時間煮込む」「じっくり火を通す」などの調理の方が、美味しく仕上がるものもあります。
調理途中の味・香りの変化など「過程を楽しむ」人には物足りないかもしれません。
そしてクックフォーミーは”効率優先”です。
「手間=楽しみ」という人には向きません。
5-2|料理にこだわりたい
クックフォーミーは、和食・煮物・スープ・煮込み系は得意ですが、繊細な焼き料理や本格洋食には不向きです。
また、「レパートリーを広げる」よりも「定番を時短する」のが得意です。日頃から色々な調理方法にこだわりたい方には向きません。
5-3|収納スペースが限られている
一人暮らし用の小さなキッチン。
購入しても収納スペースがない。
使うたびに奥の収納から引っ張り出さないと使えない
などなど、置き場所に余裕がない人は、邪魔に感じてしまう可能性も。
すぐに使える置き場所を確保してから購入しましょう。
5-4|少人数で、食事量が少ない家庭
基本的に大容量で作ることが想定されているため、1〜2人分の少量の調理で済む家庭では「大きすぎる」と感じやすいです。
普通の鍋で普通に調理する方が小回りがきいて便利かもしれません。
6.まとめ:買ってよかった?私のリアルな感想
クックフォーミーを購入するまでは、カレーやミートソースなどは大きな鍋で作る(圧力調理しない)のが当たり前。
でも、クックフォーミーを使うようになってからは、日頃作っている多くの料理がクックフォーミーで時短調理(圧力調理)できることがわかり、日々の調理効率が向上。時間にも気持ちにも余裕ができました。
・平日夕方が忙しい
・料理を時短したい
・まとめて作り置きをしたい
・料理の手間より効率優先
・献立にこだわるより、定番のものを時短で作りたい
・キッチンでの定位置を確保できる
・家族がたくさん食べる
上記に当てはまる方は、クックフォーミーは便利に使えて頼れる家電になるかと思います。
買うなら旧型?新型?
現在公式から発売されているクックフォーミーには、どれも『スロークッキング』モードが搭載されています。
旧型ではできなかった『低温でじっくり時間をかけて作る料理』にも対応し、作れる料理の種類と幅が広がりました。
しかしながらクックフォーミーの強みはなんと言っても『時短』。
高温の圧力調理で、調理時間が最大3分の1になるのは何よりも魅力です。
また、現在のモデルが登場してから、旧型のモデルが一部のネット通販では大幅に値下げされ、以前よりも購入しやすい価格になりました。
料理へのこだわりより時短を優先する方には、安価で買いやすくなった旧型(クックフォーミーエクスプレス)をおすすめします♪
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